プレゼント大作戦♪








果竪「あのね、寿那相談があるの」
寿那「何?」
果竪「萩波にね、いつもありがとうって贈り物したいの。何が良いかなって」
寿那「酒と女」
果竪「……………………」
寿那「男の喜ぶものの定番」
果竪「て、定番?!」
寿那「英雄色を好む、酒池肉林は男の夢」
果竪「しゅちにくりん………って何?」
寿那「………とりあえず森の木全部に肉つるして川の水を全部お酒に替えれば出来る。後は
裸の男女に追いかけっこさせればなおよし」
果竪「裸?!えっと、それって誰にお願いすればいいんだろう?」
寿那「服を着て追いかけっこして貰うだけなら誰でもやってくれる」
果寿「そっか〜!!じゃあやってみる!!」





一時間後





茨戯「ちょっと寿那!!うちの馬鹿娘に何馬鹿な事を教えてるのよっ!!」
寿那「聞かれた事に答えただけ」
茨戯「思いきり間違った方向に進ませてるでしょうがっ!!」
果竪「寿那に教えて貰ったのやろうとしたら怒られちゃったよ〜」
寿那「そうなの?一般的な男性の喜ぶ定番だったけど。じゃあ簡単に明燐様にリボンつけて
寝室に放り込むとか」
茨戯「ライオンの檻にトラを放り込むようなものよそれはっ!!ってかその前に明睡が切れ
るじゃないっ!!」
寿那「じゃあ何ならいいの?」
茨戯「え、な、何って……(簡単なのは果竪にリボンをつけて放り込む事だけど……ってや
ったら大変な事になるわっ!!)」
果竪「それにさ、寿那の言った事をやるとすっごくお金かかるんだって」
寿那「予算いくら?」
果竪「5、500円……」
寿那「少ないね」
果竪「子供だもん、これぐらいしか持てないよ。それに私みんなみたいにお金稼げないし」
寿那「大根に曲芸させればいいじゃん」
果竪「無理!みんなまだ子供の大根ばかりだから出来ないもん。もっと艶めかしく育ってか
らじゃないと」
茨戯「って出来るのかいっ!!」
果竪「私の愛する大根は万能だから」
寿那「じゃあお金稼がないと」
果竪「アルバイトか……何があるかな〜」
寿那「お酒つぎ、お尻も触らせればなおよし」
茨戯「ちょい待て、それはキャバクラじゃないの?!」
寿那「違う。おさわりパブ」
茨戯「余計に悪いわぁぁ!!」
寿那「短期間でお金稼げるのに」
明燐「ならば、このS○という仕事の方が楽しそうですわよ。大金を稼げる上に相手を鞭で
打つ事による爽快感と優越感も得られますもの」
茨戯「なんつぅ仕事を進めてるのよぉ!!しかもあんたいつのまにっ!!」
明燐「果竪の居るところならどこでも。で、お仕事探ししてますの?何か欲しいものがある
なら軍の経費で落としますわ」
茨戯「あんた……12歳で経費って……しかも軍の金使い込むつもり?」
明燐「稼いでいるのは私達。それを使うのも私達で何が悪いんですの?」
茨戯「本当に末恐ろしいわね、あんた……しかもS○って……」
明燐「私もやった事ありませんが、この前スカウトされまして。相手を縛って鞭で叩く女王
様にならないかって」
茨戯(しょ、初対面からしても明燐が女王様気質だってわかるのね……)
明燐「時給100万」
茨戯「何それっ!!」
明燐「一応試験があるとかも言われましたわ。なんかそのスカウトの方が自分を打ってくれ
とかも言われまして。特に興味はなかったから仕事は断りましたけど、あまりにも煩いですから一通り鞭で叩いてきましたが」
茨戯「あんた……」
寿那「で、果竪どうするの?」
果竪「う〜ん……やっぱり500円以内で頑張る」
寿那「それがいいよ」



数日後、果竪は萩波に手作りの大根人形をプレゼントしたという





終わり